第21回の紹介本は「新訂 孫子」
今、巷でブームの孫子の兵法。
実際に読んでみて、2000年以上前の書が今まで読み継がれてきた理由がわかりました。
普遍的な内容である為に、応用すればビジネスにも使える部分を多く含んでいます。
ちなみに孫子とは、紀元前500年頃、中国の春秋時代に軍事思想家の孫武が書いたと言われる兵法書です。
中国の代表的な兵法書である7つの古典「武経七書」の一つであり、世界の兵法書の中でも、最も有名なものの一つです。
構成は13篇からなっており、それぞれのテーマに分けて書かれてます。
戦略、戦術だけでなく、戦争を決断する前に考慮する事柄や事前準備など、幅広い面から戦争に関する記述がしてあります。
僕が、孫子を好きなのは非好戦的な部分と、現実主義的なところです!
戦って勝つよりも、戦わずして勝つことの方が良いという考え方がまさにそれを表していると思います。
勝敗は天運によるものという考え方が強かった時代に、勝敗は人為によるもので、勝利を得る為の指針を理論化しようと試みた孫武の観察眼には驚きました。
この新訂 孫子では、原文、書き下し文、現代語訳だけで著名な方の解説などは載っていませんので、より原作の雰囲気を味わえるかと思います^ ^
スライムの独断と偏見の5段階評価
(あくまで、主観の感覚です)
読みやすさ★★★
面白さ★★★
知識★★★★
モチベーションUP★★★
- 作者: 金谷治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/04/14
- メディア: 文庫
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