第8回の紹介本は「貞観政要」
僕の好きな中国古典の一つです。
内容は唐の第二皇帝である李世民の言行録です。
貞観は当時の元号のことで、中国史上最も国が治まった時代の一つだそうです。ちなみに、政要は政治の要諦のこと。
僕はこの太宗 李世民が好きで、今では理想のリーダー像に掲げています。
この本の中で僕の好きな話に三鏡というのが、あります。
リーダーは銅の鏡、人の鏡、歴史の鏡
の3つの鏡を持たなければならないというものです。
僕が李世民の凄いと思う所は、この「人の鏡」をしっかり持っている所です。人の鏡とは、部下の厳しい言葉や諫言を受け入れること。
通常であれば、部下からの諫言は聞きたくないものですし、偉くなればなるほど聞き入れられなくなるものですが、この李世民はその諫言を大事にしていたそうです。
人の鏡についてのエピソードや、残りの二つの鏡に関する話も書いてありますので、気になる方はぜひ読んでみて下さい。
自分がリーダーの立場の時はこうありたいと思う理想像を与えてくれた本です。
スライムの独断と偏見の5段階評価
(あくまで、主観の感覚です)
読みやすさ★★★★
面白さ★★★★
知識★★★
モチベーションUP★★★★
貞観政要 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)
- 作者: 湯浅邦弘
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」
- 作者: 出口治明
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/01/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る